防災セット2人用の選び方|必要な中身と購入前の注意点

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2人暮らしで防災セットを準備するとき、「1人用を2個買えばいい?」「水や食料はどのくらい必要?」と迷う方も多いのではないでしょうか。

2人分の防災対策では、単純にすべてを2倍にするのではなく、2人それぞれが必要なものと、2人で共有できるものを分けて考えるのがポイントです。

この記事では、2人暮らしで用意しておきたい防災用品を、具体的な数量の目安とともに整理します。

この記事のポイント
  • 備蓄は最低3日分、できれば1週間分を目標にする
  • 2人分の飲料水は3日で18L、7日で42Lが目安
  • 食料・トイレなどは人数に合わせて準備する
  • ラジオやカセットコンロなど2人で共有できるものもある
  • 「持ち出すもの」と「自宅に備蓄するもの」を分ける

2人暮らしの防災セットで必要なもの一覧

まず、2人暮らしで準備しておきたい主な防災用品を確認します。

防災用品 2人分の目安・考え方
飲料水 3日分18L/7日分42L
非常食 最低3日分、できれば7日分
携帯トイレ 2人の使用回数を想定して準備
懐中電灯・ライト 可能なら1人1つ
モバイルバッテリー スマホ台数などに合わせる
携帯ラジオ 2人で共有可能
カセットコンロ 2人で共有可能
救急・衛生用品 2人が必要なものを準備
衣類・下着 それぞれ用意
防寒用品・雨具 原則1人ずつ用意

この中でも、最初に確認したいのが水・食料・トイレです。

① 飲料水|2人なら3日で18L、7日で42L

飲料水は1人1日3Lが一つの目安です。

2人暮らしなら、次の量になります。

期間 計算 2人分
1日 3L×2人 6L
3日 3L×2人×3日 18L
7日 3L×2人×7日 42L

2Lのペットボトルで考えると、3日分なら9本、7日分なら21本です。

いきなり42Lを用意するのが難しければ、まず18Lを確保し、保管スペースを見ながら増やしていく方法もあります。

なお、この数字は主に飲料・調理に使う水の目安です。手洗いやトイレなどに使う生活用水についても別に考えておく必要があります。

② 非常食|2人×3〜7日分を考える

食料についても最低3日分、できれば1週間分を目標にします。

単純に1日3食として考えると、2人の場合は次のようになります。

期間 食事回数の目安
3日分 2人×3食×3日=18食
7日分 2人×3食×7日=42食

ただし、42個の「防災食」を買わなければならないという意味ではありません。

普段から食べている保存性の高い食品も組み合わせられます。

  • パックご飯
  • レトルト食品
  • 缶詰
  • 乾麺
  • シリアル
  • 保存期間の長い菓子
  • 常温保存できる食品

食べたものを買い足していく「ローリングストック」にすると、非常食だけを大量に保管する必要がなくなります。

2人分の非常食については、こちらの記事でさらに詳しく整理しています。

▶ 2人暮らしの非常食は何日分必要?必要量と備蓄方法を解説

③ 非常用トイレ|2人分は多めに考える

防災用品の中でも忘れやすいのが携帯トイレ・簡易トイレです。

災害時は断水していなくても、排水設備が損傷している可能性があります。

そのため、災害直後に安全確認をせず普段通り水洗トイレを使用するのではなく、地域や建物の状況を確認することが重要です。

2人分の場合は、「何日備えるか」と「1人が1日に何回使用するか」を考えて必要数を決めます。

具体的な計算方法はこちらの記事でまとめています。

▶ 2人暮らしの非常用トイレは何回分必要?3日・7日分の目安

④ 懐中電灯・LEDライト

停電に備えてライトも必要です。

2人が別々に行動する可能性を考えると、持ち運べるライトは可能であれば1人1つ用意しておくと使いやすくなります。

さらに、自宅で過ごす場合には部屋全体を照らしやすいランタン型ライトがあると便利です。

電池式の場合は予備電池も一緒に保管し、定期的に点灯するか確認しておきましょう。

⑤ モバイルバッテリー

災害時のスマートフォンは、家族との連絡だけでなく、災害情報や避難情報を確認するためにも重要です。

2人ともスマートフォンを持っている場合は、2台を充電できる容量があるか確認しておきます。

モバイルバッテリーは保管したままにせず、定期的に残量と動作を確認しておくことも大切です。

⑥ 防災ラジオ

ラジオは2人で共有できる防災用品です。

スマートフォンが利用できない状況でも情報収集手段の一つになるため、電池式・充電式など、自分たちが扱いやすいものを準備します。

防災ラジオについてはこちらで詳しく解説しています。

▶ 防災ラジオは必要?選び方と準備しておきたい機能を解説

⑦ カセットコンロ

電気やガスが止まった場合に備えて、カセットコンロも自宅備蓄の候補です。

2人暮らしなら1台を共有できます。

非常食の中にはお湯や加熱が必要な食品もあるため、食料だけでなく「どうやって調理するか」まで考えておくと実用的です。

カセットコンロやボンベは製品の説明に従って安全に保管・使用し、使用期限なども定期的に確認してください。

⑧ 救急用品・衛生用品

2人が数日間生活するためには、食料だけでなく衛生用品も必要です。

  • ばんそうこう
  • ガーゼ
  • 包帯
  • マスク
  • ウェットティッシュ
  • トイレットペーパー
  • ティッシュ
  • 歯ブラシなどの口腔ケア用品
  • ゴミ袋
  • 各自に必要な日用品

2人で共用できるものと、それぞれ必要なものを分けて確認すると準備しやすくなります。

⑨ 衣類・雨具・防寒用品

衣類や雨具などは基本的に1人ずつ準備します。

特に避難する可能性を考える場合は、季節に応じて必要なものを入れ替えることが大切です。

  • 下着
  • 靴下
  • 着替え
  • タオル
  • レインコート
  • 防寒用ブランケット

夏と冬では必要なものが大きく異なるため、半年に1回程度を目安に中身を確認すると管理しやすくなります。

2人分を全部リュックに入れる必要はない

ここで注意したいのが、1週間分の備蓄をすべて非常持ち出し袋へ入れないことです。

例えば2人分の7日分の飲料水だけでも42Lあります。

これを食料やその他の防災用品と一緒に持って避難するのは現実的ではありません。

そこで、防災用品を次の2種類に分けます。

種類 目的
非常持ち出し品 避難するときにすぐ持ち出す
自宅備蓄 ライフライン停止時に自宅で生活する

避難用リュックには最低限必要なものを入れ、水や食料などのまとまった備蓄は自宅にも分散して保管します。

防災リュックは1つ?2つ?

2人暮らしなら、状況によっては1人1つずつリュックを用意する方法があります。

1つのリュックに2人分を集中させると重くなりやすく、リュックを持っている人と離れた場合にもう1人が何も持っていない状態になる可能性もあります。

例えば、水や食料、ライトなどを2つのリュックへ分散しておけば、それぞれが最低限の用品を持てます。

ただし、持てる重さは人によって違います。無理に重い荷物を背負うのではなく、実際に背負って安全に歩けるか確認してください。

2人で共有できるもの・個別に必要なもの

防災用品をすべて2個ずつ購入する必要はありません。

2人で共有しやすいもの 1人ずつ用意したいもの
携帯ラジオ 衣類・下着
カセットコンロ 雨具
救急セット ライト
衛生用品の一部 各自に必要な日用品
調理用品 必要に応じた個人用品

共有できるものを1つにすることで、保管スペースや持ち出し袋の重量を抑えられます。

既製品の2人用防災セットでも十分?

市販されている「2人用防災セット」を利用する方法もあります。

基本的な防災用品をまとめて揃えられるのがメリットですが、商品によって水・食料・トイレなどの数量は異なります。

そのため、「2人用」と書いてあるだけで判断せず、何日分を想定した内容なのかを確認することが重要です。

防災セットを自分で作る場合と既製品を購入する場合の違いはこちらで比較しています。

▶ 防災セットは自作と既製品どっち?メリット・デメリットを比較

防災用品全体のチェックリストも確認

この記事では2人暮らしに絞って紹介しています。

人数にかかわらず最低限準備したい防災用品をまとめて確認したい場合は、こちらの記事も参考にしてください。

▶ 防災に最低限必要なものは?優先して準備したい防災グッズ一覧

2人暮らしの備蓄はどこに置く?

2人分の水や食料を用意すると、ある程度の保管スペースが必要になります。

1か所だけに集中させず、自宅の収納スペースを使って分散しておく方法もあります。

ただし、災害時に家具が倒れたり扉が開かなくなったりする可能性もあるため、取り出しやすさも考えて保管場所を決めましょう。

非常持ち出し袋については、避難時にすぐ取り出せる場所に置いておくことが重要です。

半年に1回は2人で中身を確認する

防災セットは一度作れば終わりではありません。

定期的に2人で中身を確認しましょう。

  • 水・食品の期限
  • 非常用トイレの数量
  • ライトの点灯
  • 予備電池
  • モバイルバッテリーの残量
  • 衣類のサイズ・季節
  • 必要な日用品の変化
  • 避難場所・避難経路

引っ越しや生活環境の変化があった場合も、防災セットを見直すタイミングです。

よくある質問

2人暮らしでは水を何リットル備蓄すればいい?

1人1日3Lを目安にすると、2人では1日6Lです。3日分なら18L、7日分なら42Lが目安になります。

2人分の非常食は何食必要?

1日3食として単純計算すると、3日分で18食、7日分で42食です。ただし普段食べている保存食品を組み合わせても構いません。

2人用なら防災リュックは1個でいい?

必ず1個にまとめる必要はありません。2人がそれぞれ持ち運べるように分散する方法もあります。実際に背負って安全に移

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