2026年10月分の電気料金は、東京電力の標準的な家庭で前月より432円上がる見通しです。
値上がりの主な理由は、政府による電気料金支援の縮小と、燃料費調整額の変化です。
この記事では、2026年10月分の電気代がいくらになるのか、9月分からなぜ上がるのか、政府支援によってどのくらい安くなっているのかを分かりやすく解説します。
- 東京電力の平均モデルでは10月分は8,275円
- 9月分の7,843円から432円増加
- 政府支援は4.50円/kWhから3.50円/kWhへ縮小
- 260kWhなら支援額は1,170円→910円
- 10月分の燃料費調整単価は▲9.30円/kWh
東京電力の10月分は8,275円の見通し
東京電力エナジーパートナーの平均モデルでは、2026年10月分の電気料金は8,275円となる見通しです。
平均モデルの条件は、従量電灯B・30A契約、1カ月の使用電力量が260kWhの家庭です。
| 項目 | 電気料金 |
|---|---|
| 2026年9月分 | 7,843円 |
| 2026年10月分 | 8,275円 |
| 前月との差 | +432円 |
実際の請求額は、契約している料金プランや使用量、検針日などによって異なります。
なぜ10月の電気代が上がる?
今回の電気料金上昇には、大きく分けて政府支援の縮小と燃料費調整額の変化が影響しています。
特に分かりやすいのが、政府による電気・ガス料金支援の値引き額です。
政府の電気料金支援が縮小
2026年夏は、政府による電気・ガス料金の支援が実施されています。
家庭などの低圧契約に対する値引き単価は、次のようになっています。
| 請求月 | 値引き単価 |
|---|---|
| 2026年9月分 | 4.50円/kWh |
| 2026年10月分 | 3.50円/kWh |
10月分では、1kWhあたりの値引きが9月分より1円少なくなります。
260kWh使う家庭では支援額が260円減少
東京電力の平均モデルと同じ260kWhを使用する家庭で計算すると、政府支援による値引き額は次のようになります。
- 9月分:260kWh × 4.50円 = 1,170円
- 10月分:260kWh × 3.50円 = 910円
- 差額:260円
つまり、同じ260kWhを使用した場合でも、政府支援だけで見ると9月分より値引き額が260円少なくなります。
10月分の電気料金が上がる理由の一つが、この支援額の縮小です。
燃料費調整額も電気代に影響
電気料金には、原油・液化天然ガス(LNG)・石炭などの燃料価格の変動を反映する「燃料費調整額」が含まれています。
東京電力の2026年10月分の燃料費調整単価は、低圧で▲9.30円/kWhです。
9月分は▲10.96円/kWhだったため、10月分は9月分と比べて1.66円/kWh上昇しています。
| 請求月 | 燃料費調整単価 |
|---|---|
| 2026年9月分 | ▲10.96円/kWh |
| 2026年10月分 | ▲9.30円/kWh |
| 差 | +1.66円/kWh |
なお、この燃料費調整単価には政府の電気・ガス料金支援による値引きも反映されています。
電気料金の支援に申請は必要?
電気・ガス料金支援を受けるために、家庭側で特別な申請をする必要はありません。
対象となる場合は、契約している電力会社を通じて料金の値引きが反映されます。
「電気料金の支援を受けるために手続きが必要」などとして、個人情報や手数料を求める連絡には注意してください。
11月以降の電気代はどうなる?
今回の夏の電気・ガス料金支援は、2026年7月・8月・9月使用分を対象として実施されています。
検針日などによって実際の請求月は異なりますが、支援終了後は今回の値引きがなくなるため、今後の電気料金にも注意が必要です。
2026年11月以降の電気代については、こちらの記事で詳しく整理しています。
電気代は2026年11月から上がる?今後の料金への影響を解説
家庭でできる電気代対策
エアコンのフィルターを掃除する
エアコンのフィルターにほこりがたまると、冷暖房効率が低下する原因になります。
定期的にフィルターを確認し、必要に応じて掃除しておきましょう。
冷蔵庫へ食品を詰め込みすぎない
冷蔵庫の中へ食品を詰め込みすぎると、冷気が循環しにくくなります。
一方、冷凍庫はある程度食品が入っている方が、冷えた食品同士で保冷しやすくなります。
契約プランを確認する
毎月の使用量や生活時間によっては、現在の料金プランが電気の使い方に合っていない可能性があります。
ただし、電力会社や料金プランを変更すれば必ず安くなるわけではありません。
料金単価だけでなく、燃料費調整の仕組みや解約条件なども確認したうえで比較しましょう。
よくある質問
2026年10月の電気代はいくら上がりますか?
東京電力の平均モデルでは、9月分7,843円から10月分8,275円となり、432円増える見通しです。
なぜ10月分が上がるのですか?
政府による電気料金支援の値引き単価が4.50円/kWhから3.50円/kWhへ縮小することや、燃料費調整額の変化などが影響しています。
政府支援の申請は必要ですか?
家庭側で特別な申請をする必要はありません。対象となる料金には電力会社を通じて値引きが反映されます。
11月以降も支援は続きますか?
今回の支援は2026年7月・8月・9月使用分が対象です。請求月との対応は検針日などによって異なるため、契約している電力会社の案内も確認してください。
まとめ
東京電力の平均モデルでは、2026年10月分の電気料金は8,275円となり、9月分より432円上がる見通しです。
政府による値引きが4.50円/kWhから3.50円/kWhへ縮小することに加え、燃料費調整額の変化も影響しています。
260kWhを使用する家庭では、政府支援による値引き額だけでも1,170円から910円へ260円減少します。
11月以降も料金条件が変化する可能性があるため、毎月の使用量と電力会社からのお知らせを確認しておきましょう。
※本記事は2026年9月19日時点の公表情報をもとに作成しています。実際の請求額は契約プラン・使用量・検針日などによって異なります。
参考:東京電力エナジーパートナー「燃料費調整のお知らせ(2026年10月分)」
参考:経済産業省「2026年7月、8月及び9月使用分の電気・ガス料金支援」


コメント