「食品メーカーに入りたいけれど、全国転勤が心配」
就職・転職先として食品メーカーを検討している方にとって、勤務地はかなり重要な問題だと思います。
私は食品メーカーに入社後、営業職として石川県金沢市で3年間、その後福岡で4年間勤務しました。
合計7年間の営業生活で、実際に地方勤務と転勤の両方を経験しています。
結論から言うと、全国に営業拠点を持つ食品メーカーの営業職を選ぶのであれば、「絶対に転勤したくない」という希望を100%かなえるのは難しいと私は考えています。
一方で、転勤を経験したからこそ良かったこともありますし、営業以外のキャリアへ進むことで勤務地の選択肢を変える方法もあります。
この記事では、食品メーカー営業として金沢・福岡で勤務した実体験から、転勤のリアルを紹介します。
※本記事は筆者自身の勤務経験をもとにしています。転勤・住宅・人事制度は企業によって大きく異なります。
関連記事:食品メーカー営業はきつい?7年間働いて感じた仕事内容・メリット・大変なこと
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- 新卒で最初に配属されたのは石川県金沢市
- 転勤の内示はいつ?私の会社では約1カ月前
- 勤務地の希望は出せる?年1回キャリア面談がある
- 引っ越し代は会社負担だった
- 食品メーカーは家賃補助が大きい会社もある
- 転勤して良かったこと① その地域を深く知れる
- 転勤して良かったこと② その土地で友人ができた
- 結婚したら転勤はなくなる?営業なら普通にあり得る
- 「家を買ったら転勤」は本当にある?
- 転勤したくないならどうする?
- 新卒で「転勤ゼロ」を狙うのは簡単ではないと思う
- 食品メーカーの転勤で感じたメリット・デメリット
- 食品メーカーへの就職・転職前に確認したいこと
- 食品メーカーへの転職を考えているなら
- まとめ|全国転勤が嫌なら入社前と入社後の両方で考える
新卒で最初に配属されたのは石川県金沢市
私が新卒で最初に配属されたのは、石川県金沢市でした。
金沢で営業として約3年間勤務しました。
その後、転勤することになり、次の勤務地となったのが福岡です。
| 勤務地 | 勤務期間 |
|---|---|
| 石川県金沢市 | 約3年間 |
| 福岡 | 約4年間 |
結果として、営業職として約7年間を地方拠点で過ごしました。
食品メーカーの営業は得意先が全国にあるため、会社によっては全国各地に営業拠点があります。
総合職・営業職として入社する場合は、勤務地が本社周辺だけとは限りません。
転勤の内示はいつ?私の会社では約1カ月前
私が経験した会社では、転勤の大きなタイミングは4月1日でした。
基本的には、その約1カ月前に内示が出ます。
10月1日付の異動もありますが、4月と比較すると少ない印象でした。
| 主な異動時期 | 4月1日 |
|---|---|
| 内示 | 約1カ月前が基本 |
| 10月異動 | あるが4月より少ない印象 |
約1カ月で新居探しや引っ越し準備をすることになるため、転勤が決まると生活は一気に変わります。
勤務地の希望は出せる?年1回キャリア面談がある
私の勤務先では、年に1回キャリアについて話す面談があります。
そこで将来やりたい仕事や勤務地などについて希望を伝える機会があります。
ただし、希望を書いたからといって必ず実現するわけではありません。
特に営業は全国に拠点があり、人員配置との兼ね合いもあるため、私が見てきた範囲では勤務地の希望がそのまま通るとは限りませんでした。
また、私の勤務先では女性社員が東京や地元など希望に近い地域へ異動しているように見えるケースもありました。
ただし、これはあくまで私が周囲を見て感じた印象であり、会社の正式な人事方針として確認したものではありません。
引っ越し代は会社負担だった
転勤にはかなりのお金がかかります。
ただ、私の場合は会社都合の転勤に伴う引っ越し費用は会社負担でした。
全国転勤のある企業を比較する場合、転勤の有無だけでなく、
- 引っ越し費用
- 社宅制度
- 家賃補助
- 赴任時の手当
- 単身赴任に関する制度
なども確認しておくといいと思います。
食品メーカーは家賃補助が大きい会社もある
全国転勤のデメリットを補ってくれる制度の一つが住宅関連の福利厚生です。
私が食品業界で見聞きしてきた範囲では、大手食品メーカーでは借上社宅や家賃補助など、住宅関連制度が充実している会社があります。
会社や条件によって異なりますが、家賃の6割以上を会社側が負担するような制度もあります。
ただし、多くの場合は補助対象となる家賃に上限があります。
上限を超える物件を選べば、その分は自己負担になります。
そのため食品メーカーの待遇を比較するときは、年収だけを見るのではなく住宅制度まで確認することをおすすめします。
例えば額面年収が同じでも、毎月の住宅費が数万円違えば、年間の可処分所得には大きな差が出ます。
食品メーカー各社の年収については、こちらの記事でまとめています。
転勤して良かったこと① その地域を深く知れる
転勤は大変なことだけではありません。
私が転勤して良かったと思う一つ目が、その地域を実際に生活しながら知ることができたことです。
旅行で数日訪れるのと、何年間も住むのとでは地域の見え方が全く違います。
金沢で3年、福岡で4年生活したことで、その土地の食文化や街の特徴などを知ることができました。
今振り返っても、これは全国転勤を経験したからこそ得られたものだと思っています。
転勤して良かったこと② その土地で友人ができた
もう一つ大きかったのが人との出会いです。
転勤しなければ知り合わなかった人たちと出会い、その地域で友人ができました。
勤務地が変わるたびに人間関係を一から作る大変さはあります。
一方で、複数の地域に人とのつながりができるのは、転勤のメリットでもあると思います。
結婚したら転勤はなくなる?営業なら普通にあり得る
就職時にはあまり気にしていなくても、年齢を重ねるほど重要になってくるのが結婚後の転勤です。
少なくとも私が勤務してきた環境では、結婚したから営業職の転勤がなくなるわけではありません。
結婚後も営業を続けていれば、転勤するケースはあります。
本人だけの問題ではなくなるため、配偶者の仕事や住居なども考える必要があります。
「家を買ったら転勤」は本当にある?
会社員の間では、よく「家を買った途端に転勤になった」という話を聞くことがあります。
私自身が住宅購入直後に転勤したわけではありませんが、社内でも住宅を購入したタイミングで転勤になったという話を聞いたことはあります。
もちろん、「家を買ったから転勤させられた」という因果関係が確認できるわけではありません。
ただ、全国転勤のある営業職を続ける以上、住宅を購入したからといって転勤の可能性がゼロになるとは考えない方がいいと思います。
住宅購入を考える場合は、単身赴任になった場合なども含めて考えておく必要があります。
転勤したくないならどうする?
では、食品メーカーで働きながら転勤の可能性を下げるにはどうすればいいのでしょうか。
私が考える方法の一つが、営業以外のキャリアを作ることです。
① 営業以外の部署を目指す
例えば本社の企画部門など、勤務地が比較的限定される部署へ異動する方法があります。
また、営業拠点で働く場合でも、営業担当者以外に営業をサポートする仕事などがあります。
ただし、希望すれば簡単に異動できるわけではありません。
営業として実績を出し、自分の仕事を社内へアピールしながら、希望する部署へつながるキャリアを作ることが重要だと思います。
以前の記事でも紹介しましたが、良い販売事例が出た場合に、それを資料化して社内へ発信することは自分の仕事を知ってもらう方法の一つです。
→ 食品メーカー営業で評価される人・向いている人を詳しく見る
② 社内公募制度を利用する
会社に社内公募制度がある場合は、それを利用する方法もあります。
希望する部署が公募を出していれば、自分から応募し、選考を通過することで異動できる可能性があります。
本社に集約されている部署であれば、結果として勤務地をある程度絞れることもあります。
「いつか人事が希望をかなえてくれる」と待つだけではなく、自分から希望部署へ動く方法もあります。
新卒で「転勤ゼロ」を狙うのは簡単ではないと思う
特に新卒で食品メーカーへ入社する場合は注意が必要です。
私の勤務先では、新入社員の多くがまず営業へ配属されます。
もちろん最初から営業以外へ配属される社員もいますが、私が見てきた範囲では少数でした。
そのため、全国に営業拠点を持つ会社へ総合職などで入社しながら、「最初から最後まで絶対に転勤したくない」という希望を100%実現できるとは断言できません。
勤務地を最優先にしたい場合は、入社前に転勤範囲や職種別採用、勤務地限定制度の有無などを確認した方がいいと思います。
食品メーカーの転勤で感じたメリット・デメリット
| メリット | デメリット |
|---|---|
| いろいろな地域を知れる | 住む場所を自分だけで決められない |
| 各地で友人ができる | 引っ越しが必要 |
| 営業経験の幅が広がる | 結婚後も転勤する可能性がある |
| 住宅制度が充実している会社もある | 住宅購入後でも転勤の可能性は残る |
食品メーカーへの就職・転職前に確認したいこと
転勤が気になる方は、求人票や面接などで次の項目を確認しておくといいと思います。
- 全国転勤の有無
- 営業拠点がどこにあるか
- 勤務地限定制度があるか
- 職種別採用があるか
- 借上社宅・家賃補助の条件
- 引っ越し費用の負担
- 単身赴任制度
- 社内公募制度
- キャリア面談の仕組み
特に「全国転勤あり」という一文だけで判断するのではなく、実際にどの地域へ配属される可能性があるのかまで確認することが重要です。
食品メーカーへの転職を考えているなら
※ここからはアフィリエイト広告を含みます。
食品メーカーを比較するときは年収だけでなく、転勤範囲・住宅制度・担当職種まで確認することをおすすめします。
まとめ|全国転勤が嫌なら入社前と入社後の両方で考える
私は食品メーカー営業として、金沢で3年、福岡で4年勤務しました。
転勤によってその地域を深く知ることができ、新しい友人ができたことは、今振り返っても大きなメリットです。
一方で、結婚しても営業を続けていれば転勤する可能性はありますし、住宅を購入したからといって転勤がなくなるとも限りません。
食品メーカーで働きたいけれど転勤を避けたいのであれば、勤務地限定の制度を確認するだけでなく、入社後に実績を作って営業以外の部署を目指したり、社内公募を活用したりする方法もあります。
ただし、全国に拠点を持つ食品メーカーへ入社する以上、「絶対に一度も転勤しない」とは断言できないというのが、実際に地方勤務を経験した私の感覚です。
仕事内容について知りたい方は、こちらの記事も参考にしてください。
※本記事は筆者自身の勤務経験に基づく内容です。人事・転勤・住宅制度などは企業や雇用区分によって異なります。


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